おっぱいノイローゼになって気づきました

母親と、夫と、子ども。そして自分とのこと。

里帰りの話「夫婦の問題」

自分が結婚して、さらに親になって思うけど

母親の精神状態って夫(父親)との関係性によって

かなり変わると思う。

小学校で自分が勤めている時に関わっていた不登校に悩んでるお母さんは

ほぼほぼ全員って言っていいくらいお母さんが一人で頑張っていた。

本当に一人ぼっちで、頑張って子育てしているお母さんって多い。

今日は夫婦の問題について。

 

目次

 

 

お父さん初めての沐浴

私は里帰りした。

そして退院する際に、助産師さんとうちの両親が世間話で

「お父さん、沐浴やってみませんか?」という話になったらしい。

 

というのも、うちの父さん、3人の子どもが、そして3人の孫がいるのだが

一度も沐浴をしたことがないらしい。

「とても素敵な体験になるはずだから、お孫さんの沐浴どうですか?」

と言われて、すっかりその気になったらしい。

 

そのことを母と父が楽しそうに、私たち夫婦に告げた。

話の流れのごく自然なカタチで

「では、お願いします」と私の両親に、夫は頭を下げた。

母と父は嬉しそうだった。

 

助産師さんからはあらかじめ

「娘さんは体調も悪いので、沐浴は他の家族で協力してあげてくださいね」

ってご家族のみなさんに伝えたよと、聞いていたのだが

このような展開になっていたのねと、私も嬉しかった。

 

 

 「じゃあ、早速明日から、11時頃がいいかしら?」

母が言い、私たちは同意した。

 

 これが母の苦労か

翌日11時になりカメラを持って、赤子を抱いて、リビングへ行くと父が新聞を読んでいた。

 

私「お母さんは?」

父「いや、さっき、じゃあ沐浴よろしくねって言って出かけていったよ。」

私「え?お母さんも一緒に沐浴やるんじゃないの?」

父「俺もそう思ってたんだけど。出かけていっちゃった。

俺はできないから、一人でやって。

私「なんでだよ!!!!」

 

 

この時思ったことは

①母はこうやって父に対して諦め、一人で子育てをしていったんだろうな。

②母よ、なぜ、私に黙って出かけていった?(仕返しか?)

③父よ、なぜ、この状況で新聞読んでる?(焦りを隠してた?)

 

一つ、確認なのだが、私の両親は

「お母さんはお父さんのことを信頼して一人任せたんだね☆」というような関係性ではないということだ。

父が困り果てるだろうことは、母は理解していただろう。

 

「お母さんって本当性格悪いよね。

でも全部お父さんのせいだと思ってるよ。」

 

なんか自然と、言葉が出ていった。

父は「えぇー、そりゃあないぜ」って言ってた。

 

とりあえずだ。

私は身体がお産でボロボロで辛いから、協力して欲しいことを伝えた。

←以前の自分だったら絶対言えなかった。

でも怒りのパワーが後押ししてか、父に言えた。

 

そして「その、赤子をお風呂に入れてあげるという役割を望んで自ずから手を挙げたんじゃなかったのかね?」

という事実を父と確認した。

 

父はそもそも

やり方がわからないとゴネるので

私はYouTubeで動画を探し

メモ紙とペンを渡して父と2人で見た。

こうしたやり取りを経て。

渋々、父は自分がやることに覚悟を決めたようだ。

 

改めて、母の長年の苦労を感じた。

(この世代の夫婦のテーマなのかもしれない)

 

沐浴は和やかなものではなかった。

私は終始大丈夫かな〜と父を疑い

父も娘にろくに信頼されないまま

孫を抱くことになり

さらに、生まれたての赤ちゃんは

どうにも柔らかすぎる

 

父の不安は毛穴から溢れていた。

 

でも動画で紹介された一通りのことを済ませ、父もホッとしたのか

最後の最後で、風呂桶の上で

麺の湯切りのように

赤子を振って、水を切っていた。

そんな姿に恐怖も感じつつだが

 

沐浴は無事終わった。

 

 

 

母が望んだ反応は?

片付けをして父が帰り、授乳を終え、やっと一息ついたところで

母親が自宅に帰ってきた。

駅前で一人でランチしてきたらしい。

 

真っ先に「お父さんどうだった?」とはしゃぐように、私に嬉しそうに聞いてきた。

その顔は「お母さんがいなくて大変だったんだから〜」

という言葉を待っているように見えた。

 

私は「お父さんはちゃんとやってくれたよ」とだけ伝えた。

「ふーん」と、つまらなそうな顔をした母を背にして、私はこっそり母を睨んだ。

 

夫に叱られる

ことの顛末を、夜、夫に伝えた。

私の話の結論が「お母さんがいなくて大変だったことは悔しいから、言わなかった」

だったので、私は夫に怒られた。

 

「親子の問題に、その下の福ちゃん(息子)を巻き込まないで。」

 

夫に怒られて、私はすごくびっくりした。

 

夫の主張はこんな感じだった。

・沐浴は体調の悪いママではなく他の家族がやるべき。

・経験者の義母が一緒にいると思ったから義父とも関わってもらえて嬉しいと思っていた。

・義父には経験がないのでしょう?義母が一緒にやるつもりがないなら、そのことを断って欲しかった。(俺も頭を下げて二人にお願いをしたはずだ。できないなら俺がやるんだった。)

・急な用事があるなら仕方がないが、え?ランチ?え?

・お母さんも息抜きが必要だったのかな?でもさ、ランチに行くなとは言わないけど、その前にできることあったんじゃね?

(やり方を教える。準備を手伝う。初回は見守る・・など)

・そもそもなんで、娘に黙っていなくなった?

なにが目的?

 

「いや、あのさ、あなたの疑問、主張は、私のと全く同じやねン。」って

怒られながら私はオロオロした。

 

でも夫から見ると、私も批難の対象だったのだ。

 

自分の親子の問題に、福ちゃん(息子)を巻き込まないで。

 

この言葉は時々、思い出して、ぐさっとなる。

 

福ちゃんを安心してお風呂に入れてあげたかったんでしょう?

その安心が守られなかった感じがあるんでしょう?

お母さんから意図的な何かを感じて、不満があったんでしょう?

なのに、なんでそのことをお母さんに言わなかったの?

 

珍しく夫に問われて、考えた。

 

そこにお母さんの復讐を感じたから。

リベンジを感じたから。

だからその復讐劇に乗りたくなかった。

 

「このリベンジは失敗でしたよ?あなたがいなくても、平気でしたよ?」という顔をしたかったのだ、私は。

 

関係のない福ちゃんを巻き込んじゃったかな、あたし。

 

でもさ、これ、そもそも「両親の夫婦の問題」に

私たち親子(自分と福ちゃん)が巻き込まれてないか? 

 

父と母、もうそちらで仲良くやってくれよ、知らんよ。

 私もここで断ち切りましょう、連鎖を。

 

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翌日も、父は11時にリビングに一人で座っていた。

私がいたのも短い間だったけど、在宅の間、父は一人で沐浴を続けてくれた。

 

意外に感じたのは私だけで

父は「え?当たり前だろ?やるって言っただろ?」という感じだった。

 

私は父のことをあまりわかっていなかったのかもしれない。

父が赤子を抱いて、せっせっとお風呂に入れてあげている姿をみて

 

私は父が好きだと思った。